2026年度大会
2026年度大会について
2026年度大会は広島大学(東広島キャンパス)にて、以下の日程・内容で開催します。
宿泊先は、JR西条駅周辺が便利です。
(JR東広島駅周辺はキャンパスまでの交通の便がよくないため、お勧めできません)
◆日程
2026年6月:各種委員会(オンライン開催予定)
6月26日(金)13:15~16:30 地域シンポジウム
17:30~18:30 理事会
6月27日(土)9:30~16:30 大会シンポジウム
16:30~17:30 総会・学会賞表彰式
17:30~18:00 新理事会
18:00~20:00 懇親会
6月28日(日)9:00~12:30 個別報告
◆ シンポジウム概要(予定)
日 時: 6月27日(土)9:30~16:30(終日開催)
会 場: 広島大学(東広島キャンパス)
方 法: 対面開催
テーマ:地域農業の存続と農業市場学の課題(仮)
座 長:藤田 武弘(追手門学院大学)、宮井浩志(山口大学)
◆ スケジュール(予定)
会長挨拶
大会実行委員長挨拶
座長解題
第1報告 新田 直人(農林水産政策研究所)「地域農業を取り巻く環境変化(仮)」
第2報告 宮入 隆(北海学園大学) 「地域農業と担い手(仮)」
第3報告 副島 久実(摂南大学) 「農村ジェンダーと6次産業化(仮)」
第4報告 長野 桃太(馬路村農協) 「地域資源を活かした地域農業振興(仮)」
コメント 神代 英昭(宇都宮大学)、観山 恵理子(東京農工大学大学院農学研究院)
総合討議
座長総括
総会、学会賞表彰式
懇親会
◆ シンポジウム趣旨(案)
現代日本の地域農業は、担い手の高齢化・減少、農業所得の不安定化、耕作放棄地の拡大など、深刻な構造的課題に直面している。これらの課題は、農業生産の問題にとどまらず、農産物の流通構造や価格形成、消費構造を含む農業市場のあり方と密接に結びついている。地域農業の存続を展望するためには、市場を通じた付加価値創出と、その成果が地域に循環・再投資される仕組みをいかに構築するかという視点が不可欠である。
この点で、地域資源を活用した6次産業化は、地域農業の新たな展開可能性として注目されてきた。生産・加工・流通・販売・交流を地域内に組み込むことで、地域循環性を高め、地域内再投資力を強化する取り組みは、地域農業の経済的基盤を再構築する重要な試みである。しかし、6次産業化の成果は必ずしも自動的に地域全体の持続性につながるわけではなく、市場アクセス(販路の確保)、価格形成(決定権)、リスク分担(需要変動や在庫)、労働力確保(加工・販売体制)といった課題が顕在化している。これらの課題を、個々の経営努力やマネジメントの問題として捉えるのではなく、農産物市場の構造や取引の仕組みの問題として捉え直すことが、農業市場学にとって重要な研究課題となっている。
さらに、地域農業の存続は、それを担う主体の問題と不可分である。従来の家族経営や各種法人経営に加え、近年では「関係人口」として地域外から継続的に関与する人々、副業的・兼業的に農業や関連産業に参入する人材、さらには外国人労働者など、多様な主体が地域農業・農村を支える担い手として重要性を増している。人口減少が進む中で、これらの新たな担い手をどのように受け入れ、地域社会の一員として位置づけ、持続的な関与につなげていくのかは、農業・農村政策の課題(受入体制や支援制度)に留まらず、就業機会のあり方や所得の確保、取引関係の構築といった市場の設計やガバナンスの問題としても検討される必要がある。
農業市場学はこれまで、農産物流通や市場制度の分析を通じて、日本農業の構造を解明してきた。しかし、地域循環性や地域内再投資力、担い手の多様化といった今日的課題に向き合うためには、市場を単なる取引の場としてではなく、地域社会を持続的に支える仕組みとして再定義する視角が求められている。
本シンポジウムでは、地域資源を活用した6次産業化の可能性と限界、新たな担い手としての関係人口・外国人労働者を含む主体形成のあり方を手がかりに、地域農業・農村の存続に向けた農業市場学の課題を多角的に検討する。
●個別報告の申し込み(エントリー)
以下のとおり、 会員のみなさまから個別報告を募集いたします。希望される方は期日までに必要事項を申し込みフォームに記入し送信してください。なお、エントリーの際に報告要旨の提出が必要となりますので、ご留意ください。
◆ 個別報告の申し込み(エントリー)および要旨提出
○締切 :2026年 5月8日(金)
○申し込みフォーム:https://forms.office.com/r/dQ8ZXyfYYJ
○個別報告へ申し込む際の必要連絡事項
1. 報告タイトル
2. 報告者氏名及びステータス
3. 優秀報告賞の審査への応募有無
4. 報告要旨800文字(添付ファイルではなく、フォーム上から入力)
5. 学会費納入確認
6. 優秀報告賞への応募者は応募申請
◆申し込みにあたっての注意事項
・報告時間は、1 報告 20 分、質疑 10 分を予定していますが、報告者の数によっては変更することもあります。あらかじめご承知おきください。
・会費を滞納している会員は、 個別報告に申し込むことができません。入会申込される方は、2026年度分の会費を申込締切日(5月8日)までにお支払いください。また、報告の代表者だけではなく、連名で報告される会員すべてについて、 会費を納入していることが条件となります。
・大会後に報告論文の投稿を検討されている方は、以下の点に特にご留意ください。投稿規程(2015 年 12 月改正)によれば、報告論文のタイトルおよび執筆者(順)は、原則として個別報告等(要旨集掲載)のタイトルおよび報告者(順)とすることになっていますので、よろしくお願いします。
・個別報告の領域が本学会の目的(会則第 2 条「農業・食料に関わる諸市場の理論的・実証的研究」)にふさわしくないと判断される場合は、個別報告をお断りすることがありますので、あらかじめご承知おきください。
・ご提出された申し込み内容について不明な点がある場合、企画委員会事務局より連絡することがありますので、あらかじめご承知おきください。
・個別報告の時間帯、場所、順序、会場などの決定は、全てを企画委員会事務局にご一任ください。
※個別報告に関してご質問があれば、申し込みフォームの16に入力して送信してください。
●優秀報告賞の新設について
学生会員の研究を奨励するため、学会大会において優秀な個別報告を行なった学生会員に、優秀報告賞を授与することになりました。応募要件・方法および審査基準は次のとおりです。
○応募要件
筆頭報告者であり、開催年の4月1日時点において35歳未満の学生会員であること。
ただし、前年度に受賞した者を除く。
○応募方法
・応募者は個別報告の申込時に申請すること。
・個別報告の10日前までに報告資料および論文(報告論文を含む)原稿(『農業市場研究』の執筆要領等に基づいて作成)を学会事務局に提出すること(提出後の報告資料の修正不可)。(受賞者は個別報告後、3カ月以内に『農業市場研究』に論文(報告論文を含む)を投稿すること)
○審査基準
・研究の内容・方法に独創性、発展性があり、論理構成が明確であること。
・報告資料が見やすく、理解しやすい報告であること。
・質問の意図を理解し、的確な応答を行なっていること。
企画委員会委員長 内藤 重之